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【2019年Jリーグ それぞれの開幕】大久保嘉人、前人未到『大台』狙う流浪のストライカー 「歴史に名を刻みたいと言い続けてきた」 (1/2ページ)

★(7) 磐田FW・大久保嘉人(36)

 ワントップで先発した23日の松本山雅との開幕戦(ヤマハスタジアム)は、シュートを1本放っただけで無得点に終わった。しかし、ジュビロ磐田で迎える2年目の戦いは、まだ幕を開けたばかり。のべ8チームを渡り歩き、J1歴代最多の通算184ゴールをあげている36歳のベテラン、FW大久保嘉人は前人未到の大台到達を見すえながら、昨季残留争いを強いられた名門を勝利に導くゴールを追い求める。

 3年続けて異なるチームで開幕を迎えた。4年間在籍した川崎Fから、2年前にFC東京へ移籍。わずか1年で昨季は川崎FにUターンし、今季は磐田。大久保は自らの強い意志で“流浪のストライカー”になった。

 「ずっと同じところにおるのは、安パイみたいで面白くない」

 批判されるのを覚悟の上で出戻った川崎Fを、わずか半年後の昨年6月に再び飛び出した。途中出場が続く中で、磐田の名波浩監督から「得点力不足を解消してほしい」と熱いラブコールを受けて即決。迷いはなかったと屈託なく笑う。

 「プレーするのはオレなので。みんながオレの人生を代わりにやってくれるわけじゃないし、この年になっても呼んでくれるなんて、本当にまれなことですから」

 開幕時点で、通算200ゴールの大台到達まで残り「16」。追走するJ1勢は興梠慎三(浦和)の135ゴール。無人の荒野を突き進む自分の姿を思い浮かべる度に、モチベーションが高まってくる。

 「日本で誰も達成していないからね。自分が一番先に記録を作る、歴史に名前を刻みたいとずっと言い続けてきたので」

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