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6月のW杯フランス大会へ、なでしこ“吉兆”ドロー 

 サッカー女子W杯フランス大会(6月開幕)へ向け“吉兆”だ。

 米国遠征中の日本代表「なでしこジャパン」(世界ランキング8位)は27日(日本時間28日)、同1位の米国と対戦。2度もリードされながら、粘り強く追いつき2-2で引き分けた。

 過去の米国との対戦成績は1勝7分27敗と散々。それでも高倉麻子監督(50)は「ベンチの選手はベンチ、というチームにはしたくない。23人で全員で闘いたい」とこの試合で5人を代表デビューさせた。

 前半は米国のパワーに圧倒され、同23分に失点。その後も押し込まれる展開となったが、何とか1点ビハインドで後半に折り返した。

 同14分、日本は2人替え。FW池尻茉由(韓国水原)とDF大賀理紗子(相模原)を投入した。この2選手はともに代表デビュー戦だ。すると23分、MF中島依美(28)=INAC神戸=がこぼれ球を拾い、同点ゴールを決めた。

 同31分に再び失点し崖っぷちに追い込まれたが、日本はあきらめない。細かいパスをつなぎ、後半ロスタイム、同37分からの途中出場で代表デビューを果たしていたチーム最年少18歳のFW遠藤純が、絶妙のスルーパス。これをMF長谷川唯が絶妙なトラップでペナルティーエリア内に運び、DFを引き付けてラストパス。籾木結花(22)=日テレ=が蹴り込み土壇場でドローに持ち込んだ。この3人は同じチーム(日テレ)に在籍しているとあって、さすがのコンビネーションだった。

 高倉監督は「評価が難しい試合。まだまだできる」と手綱を緩めないが、W杯で2大会ぶりの優勝を狙う上で、決して悪いスタートではない。