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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】“ゾーン”入った中村憲剛のスーパーFK 「ボールが浮いた瞬間に決まる予感が」 (1/2ページ)

 開幕して第2節を終了したJ1リーグで、早くもスーパーFKが飛び出しましたね。

 1日の川崎-鹿島戦(等々力)の前半9分。川崎が敵ゴール前20メートルの位置で直接FKのチャンスを得ました。蹴るのはもちろんMF中村憲剛(38)。得意の右足を一閃! ボールは壁を越えて鋭く落ち、ニアポストをかすめてゴールに吸い込まれていきました。鹿島の元韓国代表GKクォン・スンテが一歩も動けず見送る、スーパーショットでした。

 やっぱりな、と思ったのが試合後の憲剛のコメントです。

 「(ボールが)浮いた瞬間に決まるような予感があった。よくあるんですけど…」

 プロ野球のオールドファンならご存じでしょう。打撃の神様と呼ばれた川上哲治さん(2013年死去=元巨人監督)。打撃好調時に「ボールが止まってみえる」と話したという逸話は有名です。

 今回の憲剛のFKは、これに近い境地だったと思います。

 もちろん、サッカーのFKは止まっているボールを蹴るわけですから、皆さんはイメージがわきにくいかもしれませんが、憲剛が語るように、サッカー選手はFKを蹴った瞬間、ボールを置いた位置、相手の壁の位置、GKの動きなどから、ゴールに吸い込まれるまでのボールの弾道がはっきり見えてしまうことがあるんです。

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