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川内優輝、MGCより世界選手権を優先 「選ばれればドーハに全てを懸ける」

 マラソンの東京五輪代表選考レース「MGC」(マラソングランドチャンピオンシップ、9月15日=都内)の出場権獲得争いが区切りを迎えた。

 10日に行われた男子のびわ湖毎日では2人、女子の名古屋ウィメンズでは8位(日本選手2位)の福士加代子(36)ら5人が新たにMGC切符を獲得。出場資格を満たしたのは男子30人、女子14人となった。

 残るMGC進出の道はワイルドカード。4月30日までの記録が公認される大会で、上位2大会の記録の平均が男子は2時間11分00秒以内、女子は2時間28分00秒以内などの条件をクリアする必要がある。

 男子は設楽悠太、大迫傑が相次いで日本記録を更新するなどレベル向上を示し、瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(62)は「思惑通りにきている」と自賛。対照的に女子は苦戦し、この日一挙5人を上乗せするまで1ケタの状態が続いた。

 もっとも、MGC出場資格のある選手のうち、川内優輝(32)=埼玉県庁=はこの日のびわ湖毎日で公務員として最後のフルマラソンに挑み、日本人2位の8位となり世界選手権(9月27日開幕=カタール・ドーハ)代表入りが有力となった。東京五輪のような真夏のレースに苦手意識のある川内は、MGCより世界選手権を優先する意向で「選ばれればドーハに全てを懸ける」。記者会見で瀬古氏が報道陣に「(川内は)MGCに出るって!」と叫んでも、川内は苦笑いで手を振り否定していた。