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玉鷲、貴景勝破って「気負い」も払拭できるか (1/2ページ)

 ■大相撲春場所 エディオンアリーナ大阪 5日目(14日)

 昨年九州場所優勝の貴景勝(22)と、先場所優勝の玉鷲(34)の関脇対決を制したのは、初日勝った後3連敗していた玉鷲。貴景勝の押しを土俵際で残し、堂々と押し返しての貫禄勝ちだった。

 「やられたらやり返す、思い通りの相撲。若手には負けたくないからね。いい盛り上げになったろう」と自画自賛した。

 優勝力士はマスコミに追いかけ回されるのが宿命だが、玉鷲は地味なせいか初場所後の動向はほとんど伝わらなかった。

 化粧まわしの贈呈式など各種イベントで話題を提供したのは大関取りの貴景勝で、玉鷲は2月中旬に師匠片男波親方(元関脇玉春日)の出身地、愛媛県西予市を訪問。優勝報告会が短信になった程度だった。

 稽古に集中できたはずだが、2日目から思わぬ3連敗。「優勝した先場所はのびのび取っていたのに、どうも相撲がぎこちない。優勝がまぐれだったといわれたくないと気負いすぎているのかもしれない」と藤島審判副部長(元大関武双山)は4日目の取組後に話していた。審判長として至近距離で見る機会が多いが、先場所と比べて仕切りの距離が相手と近いという。「こぶし一つ、もう5センチ下がれば、もっとバチッと当たれるのに」とも指摘していた。