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【艇王・植木通彦 不死鳥伝説】整備で発揮した「平常心」と力みを抑えた「チャレンジ精神」 (1/2ページ)

★最良の年(4)

 不死鳥自ら「最良の年」と語る2002年12月のボートレース住之江でのSGグランプリ(第17回賞金王決定戦)について--

 住之江には、良いリズムで入れました。過去のグランプリでは、レース場に入ると、やる気はあるのに何をどうしたらよいか気持ちの整理がつかず、焦りや緊張のままあっという間にレースを終えたこともあります。皆さんも経験があるのではないでしょうか。場数を踏むことで、過去の悔しさや失敗から多くを学び、その体験を生かすことが重要だと思います。

 抽選で好モータを引き当てたことも大きかったのですが、平常心で参加したことで、とても落ち着いていました。それは整備でも発揮されました。モーター的には問題がなかったのですが、少し乗りづらさがありました。その解消策としてボートにモーターを装着する位置を左右に少しずらしてみようと考えました。大体レーサーは、乗りづらいときはプロペラを修正します。私もそうでしたが、このときは左右にずらして試運転を繰り返すと、右側にずらしてターンすると自分のイメージに合うようになりました。おかげで自信をもってレースに臨めました。このような成功例の積み重ねが、メンタル面でも平常心を保たせ、レースに集中できたと思います。

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