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【艇王・植木通彦 不死鳥伝説】整備で発揮した「平常心」と力みを抑えた「チャレンジ精神」 (2/2ページ)

 優勝戦出場メンバーは経験豊富なスターレーサーばかりでした。ボートレースは他のプロスポーツと比べて経験が生かせるスポーツといわれています。強敵ぞろいなので私はチャレンジ精神を維持したまま優勝戦を走ることになりました。しかもこのレースは、2億円達成という大きなボートレース界や艇王、不死鳥としての自分の期待と夢のかかったレースでした。でも、そのような必要以上の力みを抑えてくれたのは、チャレンジ精神だったような気がします。チャレンジ精神によって平常心を維持してレースに臨めたことが、良い結果につながったと思います。

 優勝戦では不死鳥は3枠赤のユニホームでレースに臨み、冷静に前付け艇を入れて4コースからのスタートを選択。鮮やかにマクリを決めて優勝した。3連単は万舟券となりファンの期待に応えた。自身の年間賞金額もグランプリ賞金1億円を加えて2億8000万円超となり、艇界・公営競技最高記録、夢の3億円プレーヤーにあと一歩と迫った。

 ■植木通彦(うえき・みちひこ) 1968年4月26日福岡県生まれ。福岡県立博多青松高校卒。86年11月デビュー。2007年7月の引退までSG優勝10回を含む74回の優勝、公営競技初の年間獲得賞金2億円を達成したボートレース界のレジェンド。日本モーターボート競走会やまと学校(現ボートレーサー養成所)校長などを経て今年5月、初代ボートレースアンバサダーに就任。

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