記事詳細

池江璃花子の助言生かせず…今井月、本命種目の代表入り逃し涙 競泳日本選手権

 表彰台で涙が止まらなかった。

 競泳の世界選手権(7月、韓国)の代表選考会を兼ねた日本選手権(東京辰巳国際水泳場)は3日、女子200メートル個人メドレーで今井月(るな、18)=コカ・コーラ=が3位に終わり、派遣標準記録は突破したものの「2位以内」の条件を満たせず、この種目での代表入りを逃した。3連覇を果たした大橋悠依(23)=イトマン東進、2位の大本里佳(21)=イトマンSS=は代表となった。

 今井は同じ2000年生まれの親友で闘病中の池江璃花子(18)から、前日(2日)の準決勝で背泳ぎのテンポが落ちていた点を指摘され、「そこ気をつけたら」とLINE(ライン)でアドバイスを受けていた。

 「璃花子の分もしっかり代表に入りたかった。応援に応えられなくて悲しい」と涙。本命種目で代表を逃したのは痛恨だが、池江からは白血病公表時から「“るな”は頑張って」と激励されていただけに、残る女子200メートル平泳ぎに全てをかけるしかない。

 一方、2分9秒27で優勝した大橋も、別の意味で涙を流していた。一昨年の世界選手権(ブダペスト)で銀メダルを獲得した際にマークした日本記録2分7秒91にほど遠く、「平凡なタイムでの優勝…ここで2年前の記録を更新したかった」とがく然。

 不振の萩野公介(24)=ブリヂストン=と池江が欠場し、代わりに大会を盛り上げる役割を期待される立場だけに、悩みのレベルが高い。200メートルバタフライ、400メートル個人メドレーで雪辱を期す。

 初の世界選手権代表の座を手にした大本は「ようやく報われた」と胸をなでおろした。