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“球界の本田圭佑”プロ4年目で初勝利 超マジメがワイルドに変身

 超マジメな球界の本田圭佑が、ワイルドに変貌。4年目でプロ初勝利を挙げた。西武・本田圭佑投手(25)は4日のロッテ戦(メットライフ)で先発し、7回途中まで4失点。2回までに8得点と打線の援護を受け、ケガ人続出で巡ってきた先発のチャンスを生かしたのだから、こちらも“持っている”のだろう。

 サッカー元日本代表と同姓同名で、東北学院大時代から注目を集めていたが、野球に取り組む姿勢やコツコツ練習する態度は、ファームで一番マジメと評されていた。辻発彦監督も「マジメだからね。一生懸命やっていた姿は知っていたし、勝たせてあげたかった。今回のチャンスを生かしてくれればというのはあったので、勝ちがついたのが一番うれしい」と喜んだ。

 しかし、清川栄治巡回投手コーチが「1年目から規律正しい好青年だけど、本人はマジメといわれるのが嫌なようだ」と明かすように、本人にとって周囲の評価はうれしいものではなかった。

 昨季終盤から、おとなしい顔つきにアクセントをつけるためにひげを蓄えワイルドに変貌した。今春は1軍キャンプに参加するも、オープン戦前に2軍落ち。3月中旬にメンタルトレーナーの講義を丸一日受け、「それをこの試合につなげられればと思った」。

 清川コーチは「後輩から『本田さんどうでした?』と投球内容を聞かれたときに、『よくなくてもいいフリをするんだよ』と自分に言い聞かせるように言っていて、変わったなと思った」と言動に変化を感じ取っている。

 1軍では思うような投球ができていなかった本田だが、「意識したのは、呼吸を整えることと楽しむこと。できるだけ笑顔で投げられればと思っている」とメンタルトレーニングが功を奏したようだ。

 投壊に救世主が現れ、西武はロッテを3タテ。開幕3連敗から勝率を一気に5割に戻した。(塚沢健太郎)

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