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200バタで優勝も… 瀬戸大也、不満の代表決定 競泳・日本選手権

 宿命のライバルの萩野公介(24)が原因不明の大不振で欠場した大会を盛り上げるには、まだ物足りない。

 競泳の世界選手権(7月・韓国)代表選考会を兼ねた日本選手権(東京辰巳国際水泳場)は5日、男子200メートルバタフライで瀬戸大也(24)が派遣標準記録を突破する1分54秒44で3年ぶり4度目の優勝を果たし、代表に決まった。

 勢いよく飛び出すはずが、前半はまさかの4番手。積極性を欠いた瀬戸に、梅原コーチが「あり得ない」と珍しく語気を強めた。1分54秒の壁をまたも破れず、「前半、落ち着きすぎた」と頭をかいた。

 自身初の1分53秒台を狙い、前半を53秒台で折り返すプランは明確だった。力みすぎないよう「落ち着いて速く」と自身に言い聞かせて飛び込んだが、思うように進まない。100メートルの通過に54秒73も要した。気迫と冷静さの「さじ加減が難しい」とため息をつく。

 最後のターン後の浮き上がりで一気に抜け出して圧勝し、最低限の役割は果たした。得意とする個人メドレー2種目に向け「自分が自己ベストを出す姿を見せたい」。