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【中山徹 俺にも言わせろ】成田美寿々の「謙虚な言葉」に東京五輪出場を予感 ヤマハレディースオープン葛城V (1/2ページ)

 明確な目標を定めて一心不乱に突き進む。それを人はなかなかできない。しかし、諦めずに頑張っている人には、勝利の女神は必ずほほ笑んでくれる。

 国内女子ツアー「ヤマハレディースオープン葛城」を制した成田美寿々も、そんな成功者の一人だと俺は思う。

 難攻不落と言われる葛城ゴルフ倶楽部での最終日は手に汗握る好試合。

 首位スタートのアン・ソンジュとの4打差を詰めて、成田は14番で単独首位に出た。しかし、ソンジュも意地を見せ、17番で8メートルのバーディーパットを沈め、2人は首位に並んで最終18番(パー5)になだれ込んだ。

 成田はスイングが良かった。ドライバーは飛んでいたし、アイアンは切れていた。パットも悪くない。超高速グリーンで3パットを打たないのは、優勝争いで相手選手に「隙が無い」と思わせる。

 成田は2オンに成功し、イーグルチャンス。ソンジュはスリーオンでのバーディーチャンス。結局、ともに2パットで成田に軍配が上がった。

 「5勝すれば東京五輪に出られる」

 具体的な数字を掲げ、オフには飛距離アップと高弾道ショットの習得に努めたと聞いた。最後にあれだけ自信にあふれたスイングをするには、相応の練習による裏付けが必要だ。逆転優勝という欲を微塵も見せず、「2パットで上がる」ことだけに集中しての6バーディーは見事だった。

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