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【編集局から】新潟明訓野球部、丸刈りやめ「長髪奨励」のウラに人口減少

 球数制限を巡る問題で、新潟県高野連を取材する機会が増えました。1日には同高野連でかつて専務理事を務めた島田修氏(53)が、春夏合わせて8度の甲子園出場の新潟明訓高の野球部監督に就任。

 同校野球部は年明けから丸刈りをやめ、「長髪奨励」。全部員が髪を伸ばしています。県高野連が春季大会での球数制限導入を発表した新潟県青少年野球団体協議会の「NIIGATA野球サミット2018」で、野球部長が「新潟明訓は丸刈りをやめます」と宣言していました。

 背景にあるのは野球人口の減少に対する危機感です。中学から高校に進学する球児が野球を続けない理由として「丸刈りが嫌だから」という点を挙げているといい、解決を図ったわけです。

 記者も二十数年前の中学時代、野球部で最上級生になった2年の秋に部で話し合って丸刈りをやめた経験があります。当時はJリーグが誕生し、サッカー人気が爆発。さらに週刊少年ジャンプで大人気を博したバスケット漫画『スラムダンク』の影響で、バスケ部員も急増していました。

 サッカーとバスケに押される危機感は共感できますし、決断には勇気が必要だったことも想像がつきます。次々に新たな試みを打ち出す新潟の野球界。さらに注目していこうと思っています。(運動部・片岡将)