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世界のトップへ! 宇野「大技挑戦」に決意新た フィギュア世界国別対抗戦

 フィギュアスケートの世界国別対抗戦(福岡市・マリンメッセ福岡)は12日、男子フリーで宇野昌磨(21)が189・46点で3位。ショートプログラム(SP)に続いて、199・49点で1位のネーサン・チェン(米国)、2位のビンセント・ゾウ(同)の後塵を拝した。田中刑事(24)=倉敷芸術科学大大学院=が169・79点で6位だった。

 宇野は4回転フリップ-3回転トーループの連続ジャンプを初めて鮮やかに決め、演技後半は「体力不足」でミスが重なったが、久しぶりに限界に挑戦し「ここからスタートしていきたい」と表情は明るい。

 単発の4回転フリップは出来栄えで4・09点の高評価。国際スケート連盟(ISU)公認大会で誰も成功していないトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)-4回転トーループは、4回転トーループで転倒したが、「何年もかけてやっていきたい」と決意を新たにした。

 平昌冬季五輪銀メダリストとして臨んだ今季、ルール改正で技の出来栄えが重視されたこともあり「自分の持っているものを磨いて現状維持をすればトップで争えるという思いがあった」という。しかし、世界選手権は4位に終わり「甘かった。まだまだ挑戦して成長しないと置いていかれる」と現実を突きつけられた。

 原点回帰した今大会。粗削りな演技ながらも一歩前進し「(5回転も)練習はしていきたい」と基礎点さえ設定されていないジャンプへの意欲も口にした。

 今季負けなしのチェン、故障で今大会を欠場したものの安定感抜群の羽生結弦らの壁は厚いが、大技を磨いて打ち破る意志を示した。

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