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楽天まさかの快進撃! “2枚看板”離脱でも単独首位

 実績と知名度に勝る相手を、束になって打ち破った。楽天は12日、同率首位に並んでいたソフトバンクに競り勝ち、単独首位に浮上した。

 「しっかり切り替える。目の前の試合を全力で取りに行く」

 そう表情を引き締めた平石洋介監督(38)は、1980年生まれの“松坂世代”初の監督として今季から正式に指揮を執っているが、外野手だった現役時代の実績は乏しく、通算37安打は2リーグ制以降の1軍監督経験者では歴代最少。投手として通算224勝を誇る工藤監督率いるソフトバンクを破ったことは、さぞかし痛快だろう。昨季9勝16敗と圧倒された日本一チームとの今季初戦で、ひと味違う姿を見せつけた。

 先発の安楽は、相手のエース千賀を向こうに回し、2点リードの6回に無死満塁のピンチを招いて降板するまで無失点に抑える奮闘。チームはこの回に追いつかれたが、8回に相手捕手・甲斐の捕逸で勝ち越し、直後に田中がスクイズを決めて泥臭く勝ち切った。

 昨季最下位に沈み、西武からFAの浅村らを補強したものの、則本が3月11日に右肘のクリーニング手術を受けて前半戦絶望。岸も3月29日の開幕戦で左太もも裏を痛め、以降出場選手登録を抹消されている。

 投手陣の2枚看板を失い、誰もが苦戦を予想したが、まさかの快進撃。こうなると岸、則本の不在が後半戦の“伸びしろ”となって、今後が楽しみになってくる。

 

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