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【田代学 ダッグアウトの裏側】104億円の“不良債権”デービス、ついに「長いトンネル」を脱出したが… (1/2ページ)

 こんな展開になるとは予想もしていなかった。昨年12月5日付の当欄をこう締めくくった。

 「年俸約26億円の契約が4年も残っているスラッガーを最先端のテクノロジーと理論で再生できるのか。チーム再建の大きな鍵になる」

 このスラッガーは、オリオールズのクリス・デービス内野手(33)だ。2013年にア・リーグ2冠王(53本塁打、138打点)、15年にも本塁打王となった左打者は、規定打席に達した打者では史上最低の打率・168(従来の記録は過去2人の・179)で昨季を終えていた。

 今季も開幕から沈黙。13日(日本時間14日)のレッドソックス戦の第1打席で右前2点適時打を放つまで、スクリーン上に表示される打率は「・000」が続いた。昨年9月14日のホワイトソックス戦からの連続打数無安打は「54」(打席数は62)で、不名誉な大リーグ野手記録となった。

 「これ(安打)を待ち望んでいた。一塁ベースから、チームメートが喜んでいるのを見たときの気持ちは言い表せない」とデービス。記念のボールを自軍の三塁ベンチへ投げてくれるように頼む余裕までみせた。

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