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阪神・大山悠輔、まだ足りない「4番の資質」 勝利をもぎ取る一打に期待

 阪神・矢野耀大監督(50)こだわりの“和製4番”、大山悠輔内野手(24)が17日のヤクルト戦(神宮)で5試合ぶりの先制2号2ランを放ったが、合格点にはまだまだ遠い。

 この日5打席のうち、走者を置いての場面は3度あったが、結果を出せたのは4回の一発だけ。同点で迎えた9回1死二塁の勝ち越し機には、あえなく二飛。試合は2-2の引き分けに終わり、大山は「勝たないと意味がないので。明日頑張ります」と言葉少なに球場をあとにした。

 2試合続けて先手を取りながら勝ちきれない展開に、清水雅治ヘッドコーチ(54)は「中押しがない。もう1点、2点入ってほしかった」。矢野監督も「もう、打つしかないでしょ」と貧打を嘆いた。

 大山は前日(16日)に7試合ぶりの適時打を放ったものの、指揮官は「1本だけでは(調子が)上がったとはいえない」と手厳しかった。清水ヘッドは「良くはなってきている。いい方にとらえたいと思いますね」と前向きで、この日の本塁打に「本人も(気持ちが)楽になると思う」とうなずいたが、求められているレベルは高い。

 今季全17試合で4番を務めているが、打率・224、得点圏打率・267、2本塁打、7打点(17日現在、以下同)はいかにも物足りない。最近5試合でも打率・238、3打点に過ぎない。

 清水ヘッドは4番の条件を「勝負強いこと。これに尽きるよ。いくら打率がよくても、ここってときに打てなきゃ、木にたとえたら“幹”にはなれない」と言い切る。

 チーム打率、得点がともにリーグ5位。投手陣にしわ寄せがいっているのが現状だ。実際、この日は守護神のドリスが体調不良で登板できず、シーズン序盤だというのに疲労の色が濃い。4番には、そんな投手陣を救い勝利をもぎ取る一打が求められている。(山戸英州)

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