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「球数制限問題とサイン盗みは同根」あの新潟県高野連が発信 “勝利至上主義”に警鐘 (1/2ページ)

 選抜で勃発した“サイン盗み”問題は今もくすぶり続けている。これを他山の石としようとしているのが、今春の県大会で1日100球の球数制限を設ける方針を示して全国的に物議を醸し、後に見送った新潟県高野連だ。

 18日に新潟市内で県内の高校野球指導者を対象に2部構成の「スポーツマンシップ講演会」を開催。第1部では千葉商科大サービス創造学部専任講師で、日本スポーツマンシップ協会代表理事の中村聡宏氏が「勝利を追求する勝利至上主義と、スポーツに楽しみを求める快楽至上主義は、どちらかが『0』でどちらかが『100』という話ではない。折り合いが大切」と訴えた。

 星稜・林和成監督(43)が選抜大会2回戦の習志野戦(3月28日)に敗れた後、試合中に習志野の二塁走者が捕手のサインを打者に伝達していたとして、相手の控室に乗り込み2度に渡って直接抗議した騒動は、石川の隣県である新潟にも衝撃を与えた。

 試合の最中から行われていた星稜側の告発は、審判団の「疑わしき行為はなかった」という判断によって退けられ、林監督が「フェアではない。高校野球界のために声を上げた」という意見はバッシングに遭い、週刊誌の取材を学校に無断で受けたこともあって、学校から6月4日まで指導禁止の処分を受けた。

 この講演会の開催は選抜前から決まっていたが、あまりにタイムリーな題材として触れないわけにはいかなかった。

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