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【西本忠成 トラとら虎】阪神・近本に「1番は彼しかいない!」の声

 阪神のドラフト1位ルーキー、近本光司外野手(24)は19日の巨人戦(甲子園)で7試合ぶりにスタメン落ち。7回に代打で登場し左前打を放ったが、中堅守備に入った8回には小林の飛球を落球しプロ初失策が記録された。

 前日18日のヤクルト戦(神宮)ではバックスクリーン左へ3号ホーマー。阪神の新人が4月の段階で3本塁打以上を放つのは、1969年の田淵幸一の3発以来50年ぶりの快挙で、更新も十分可能。球団OBは「身体能力の高さによるスイングスピードの速さが飛距離の源。この調子だとシーズン20本台も夢ではない」と評価していた。

 開幕当初は1番木浪-2番近本の「キナチカコンビ」で売り出したが、木浪の不振でわずか4試合で解消。近本も一線級との対戦に戸惑い、打率が1割7分台まで落ちた9試合目にはスタメンから外された。それでも落ち込まず、ベンチでは常に出番に備えて体を動かしながら、相手投手を研究。11日のDeNA戦で代打で1号ホーマーを放ち、翌日から「1番中堅」に定着しつつあったのだが…。

 当分、投手とは初顔合わせが続くが、新人なら誰もが体験することで、「試練を乗り越えた先に定位置獲得がある」と捉えている。

 前出のOBは「いまの阪神打線で他に1番打者の適任者は見当たらない。将来的にも近本で押すべきで、場数を踏めば盗塁数も増えていく。首脳陣は少々の失敗には目をつむり、我慢して起用することが求められる」と進言。矢野監督の決断やいかに…。(スポーツライター・西本忠成)

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