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「寝る間ないで」阪神・糸井、投手から打者転向の後輩に授けた金言  (1/2ページ)

 “虎の超人”は休まない。阪神・糸井嘉男外野手(37)は24日のDeNA戦(横浜)の3回に先制中前打。チームは5カードぶりの勝ち越しを決めた。

 2死から近本、糸原の連打で一、二塁のチャンスをつくると、11日の同カード(甲子園)でプロ初勝利を献上した相手先発の新人・大貫のフォークをうまくすくい、中前へと運んだ。9日の同カード(甲子園)以来13試合ぶりのタイムリーに「いい仕事してるやん!! 勝ってよかったです」と胸を張った。

 19日の巨人戦では10年ぶりとなる「2番」に入り3安打を放ったが、チームは同一カード3連敗を喫した。

 平野打撃コーチは「今日みたいに涼しいナイターだと力を存分に発揮するけどこの先、途中でバテないか正直心配」と不安をのぞかせる。休養日を設けるベテラン扱いも可能だが、「そうやって若手を試合に出すと、反対に『何でや!』と燃えるタイプ。そこが彼の良さでもある」と明かす。

 結局糸井はプロ16年目の今季も24日現在、全23試合にスタメン出場。打率・313をマークしている。

 休まない姿勢は、プロ3年目の2006年に由来する。投手としてドラフト自由枠で日本ハムに入団したものの結果が出ず、打者転向を打診され受け入れた。

 「事実上のクビやったから。そらもう、悔しいのなんのって」。指導を受けた大村巌氏(現ロッテ1軍打撃コーチ)から「ほかの打者より何億スイングも遅れているんやぞ」とゲキを受け、死ぬ気でバットを振り続けて、14年に首位打者に輝くなど球界屈指の強打者に成長した。

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