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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】“男気”で決めた決勝弾! 鳥栖FW・豊田陽平

 ゴールって“男気”で決まることがあるんです。明治安田生命J1リーグ第13節(26日)。鳥栖の元日本代表FW豊田陽平(34)が鹿島戦(駅スタ)の決めた決勝弾がそれです。

 0-0で迎えた後半アディショナルタイム。MF高橋から出たスルーパスに、豊田はM小野とほぼ同時に反応。とっさに『このままでは2人がかぶってしまう』と察した豊田は、左サイドから切り込む小野と距離を取り、2人との間にスペースを作りました。

 次の瞬間、ペナルティーエリア左に走り込んだ小野のダイレクトの折り返しを、豊田は左足のボレーで決め…ようと思ったはず。しかし体勢が崩れ、左足をあえて振り切らず当てただけで、ゴールに押し込みました。

 私が“男気”といったのは、鳥栖は大物外国人助っ人フェルナンド・トーレスがいながら低迷が続き、カレーラス監督を解任。バトンをうけた金明輝監督が攻撃陣のターゲットマンとして、トーレスではなくこの豊田を選んだからです。

 身長185センチの豊田は、鳥栖の選手たちの目標としてボールを集めるのに格好。もちろんF・トーレスは世界トップクラスのFWですが、鳥栖が躍進していたときはこの豊田がターゲットマンとして君臨していました。豊田は「監督さんを男にしなきゃ」と図らずもコメントしていたそうですよ。(元J1横浜監督・水沼貴史)

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