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巨人“不遇”15年ドラフト組の逆襲! 桜井3年ぶり先発で初白星、中川は6S目 (1/2ページ)

 野球賭博問題が発覚した直後、大逆風の中で巨人に入団した2015年の“暗黒ドラフト組”が今季、火の車の投手陣で救世主となっている。

 巨人の先発陣は開幕ローテ6人のうち4人が離脱中の非常事態。6日の楽天戦(楽天生命パーク)は桜井俊貴投手(25)が、入団1年目の初登板(2016年3月30日のDeNA戦=横浜)以来の先発マウンドに立った。

 「監督やコーチがこういう起用をしてくれて、感謝の気持ちを持って投げた」。7回途中3安打1失点の快投で報い、先発では初白星を挙げた。

 巨人が激震にさらされた15年のドラフトで、苦渋の選択の末に最初に指名された選手だ。10月5日に所属選手の野球賭博関与が発表され、同22日の本番直前にドラフト戦略も白紙に戻された。

 「先方から指名の断りもあるし、不祥事の直後だから選手の“身体検査”もかなり厳しかった。本人に問題がなくても親族に不安があり、泣く泣く候補から外した選手もいた」(球団関係者)

 1位選びも難航。指名が重複してくじ引きに勝ち、世間のひんしゅくを買う事態も避けたい。確実に一本釣りできて素行に不安がない立命大のエース、桜井の評価を繰り上げ白羽の矢を立てた。

 逆風の中のラブコールに応えて巨人入りした桜井だが、デビュー戦のマウンドで右肘が悲鳴を上げ初黒星とともに離脱。以降は精彩を欠き、ドラ1への失望感と冷たい視線にさらされた。どん底からはい上がり、念願の白星をつかんだ好青年は「苦しいときもあったが苦しいだけじゃなく、自分の今につながっていることも多い。いい3年間だったんじゃないですか」と静かに語った。

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