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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】MF中島翔哉が代表で初挑戦 「シャドーストライカー」の役割とは

 日本代表はキリンチャレンジ杯トリニダード・トバゴ戦(5日=豊田)で相手の5倍にあたるシュート25本を放ちながら、1本も決められず、スコアレスドローに終わりました。とりわけMF中島翔哉(24)=アルドハイル=は7本のシュートをモノにできませんでしたが、初挑戦の「シャドーストライカー」というポジションで存在感を示しました。

 相手ゴールから最も近い所でプレーする「ストライカー」に対し、「シャドー」はそのやや後方、1・5列目あたりから虎視眈々とこぼれ球などを狙います。相手が「えっ? こんなところにもいたの?」と驚くような、“忍者”のような動きが求められます。

 中島のこれまでの主戦場はサイドハーフでした。文字通りサイドで攻撃の軸になっていくことが求められていましたが、シャドーの場合はサイドばかりにいてはダメです。中島が試合後「いつもより多少中央にいることが多かった」とコメントし、「基本的な考えは変らないです」と自信ありげに話していたのは頼もしい限りです。

 中島はサイドであろうが、シャドーであろうが、自分の真骨頂である『ドリブルで仕掛ける』ことを常に念頭においてプレーしていました。

 確かにこの試合はスコアレスドローで終わりました。結果は重要ですが、1点でも決まっていれば大量得点で勝っていたと思える試合でした。何事も攻める、仕掛けるが第一歩。サッカーにとっても重要なことです。(元J1横浜監督・水沼貴史)

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