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【西本忠成 トラとら虎】阪神・藤浪、1軍復帰へ着々! 首脳陣「制球などの課題、次々クリア」

 阪神・藤浪晋太郎投手(25)が1軍復帰に順調な歩みを見せている。これまで2軍戦に3試合先発。計9イニングと少ないものの、無失点と安定してきた。首脳陣は「慎重を期して1、3、5と徐々に投球回数を増やしてきたが、崩れない。制球などの課題を次々クリアしている」と評価する。

 不調のため自ら志願して2軍落ちしたのは3月中旬。実戦のマウンドに上がるまで2カ月を要した。その間、自分に合った投球フォームを追い求め、左足を上下させる二段モーションにたどり着いた。球団OBは「タメを作ることでフォームにバランスを保てるようになった。いい意味で力が抜け、制球力が飛躍的にアップしている」と評価する。

 現に11日のオリックス戦では5回を被安打1、奪三振8、与四球0と見違えるような安定感。最速157キロの直球に、カットボールやスライダーがさえ、潜在能力の高さを改めて実証した。それでも「普通に投げられたと思います」と淡々としていたのは、本当の勝負の場所は2軍ではないとの自負だろう。

 次回の先発予定は18日からの対広島3連戦(鳴尾浜)。今季最長の7イニングに挑む。首脳陣は結果が良ければ1軍復帰を検討する意向だ。

 先のOBは「いまの阪神は先発陣に困ってはいないが、かといって良くなってきた藤浪をずっと2軍に置くのは得策ではない。チームの将来を見据える意味でも、藤浪を1軍に参戦させることが大事になる」と進言している。(スポーツライター・西本忠成)

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