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【藪恵壹 藪から棒球】交流戦で負け越した阪神、リーグVへ課題山積 契約最終年・鳥谷の起用法は (1/2ページ)

 今年の交流戦も圧倒的に「パ高セ低」の傾向が強く、終わってみれば柳田、今宮らレギュラーを欠きながらソフトバンクが優勝しました。

 そんな中、特筆すべきは昨季までセ・リーグ3連覇の広島が大ブレーキ、5勝12敗1分けの12球団中最下位でフィニッシュしたことです。パ・リーグ各球団が鯉打線の内角を死球も辞さないほど厳しく攻めた結果、翻弄されました。

 不調だった抑えの中崎は2軍落ち、連続フルイニング出場が続いていた田中広の記録もストップさせるなど、緒方監督は次々と「決断」を下しました。今後はくすぶっているジョンソン、野村ら中堅投手の起用法、さらにはリリーフ陣を立て直せるかどうかがリーグ4連覇への鍵になるとみます。

 一方、私の古巣・阪神は6勝10敗2分けで同10位に終わりました。終盤にベテラン・福留が左ふくらはぎの張りで離脱したのも痛いですが、それ以上にリードオフマンとした頑張ってきた新人・近本の弱点が交流戦期間中にあぶり出されました。当然、リーグ戦再開後は他球団も参考にするはず。近本はセンター返し、走力という彼自身の「基本」に立ち返ってプレーできるか、ここにかかっていると思います。

 今週末にリーグ戦が再開しますが、阪神には優勝に向けて大きな課題があります。まずは、福留の代役。私もそうでしたが、現役晩年のプロ野球選手がふくらはぎを故障し出すと、「引退」の2文字が一気に近づきます。現状は高山が代役を担っていますが、彼にとってはまたとない大チャンスでしょう。

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