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大船渡・佐々木、ダルビッシュや大谷とはここが違う 寮生活経験なし、メンタル面で順応できるか…日本ハム前GMが徹底比較! (1/3ページ)

 甲子園で全国高校野球選手権が真っ盛りだが、岩手県大会決勝で登板を回避して敗退した大船渡の最速163キロ右腕、佐々木朗希投手(3年)の不在を嘆く声は依然大きい。その佐々木を10月のドラフト会議で1位指名することを異例の早さで公言した日本ハムは、過去にダルビッシュ有(32)、大谷翔平(25)の両投手をドラフト1位で獲得して育て上げ、メジャーへと送り出した実績を持つ。前GMの山田正雄スカウト顧問(74)が3人の超大型右腕を徹底比較した。(片岡将)

 ダルビッシュを獲得した2004年当時、山田顧問の肩書はスカウトディレクターだった。

 「ダルには東北高1年時からずっと注目していた。必ずドラフト1位候補になるだろうとね。どの球団もそう考えていた。それくらい持っている器が違ったんだよ。真っすぐも速かったが、変化球が一級品。あれだけ大きいのに体を器用に操れる。その点は佐々木と似ているね」

 プロ1年目のダルビッシュの練習を千葉県鎌ケ谷市の2軍施設で見て、山田顧問は仰天したことがあったという。

 「高校時代にはテークバックで肘を真っすぐに伸ばしアーム気味だったフォームが、きれいに修正されていた。ウチは1年目の選手に技術的な指導はしない。投手コーチに聞いても『いじっていません』と言うんだ。本人に聞いたら『プロでは必要だと思って自分で直しました』と。自分でイメージした通りに体の動きを表現できる。これはダルビッシュの突出した才能なんだよ」

 6月に初登板初勝利を飾るなど、1年目に14試合に登板して5勝(5敗)を挙げ1軍の戦力として機能できたのは、身体能力だけでなく高い修正能力を備えていたからに他ならない。

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