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U18W杯「選手の無事」第一で合格点? 「散歩中もガード」で安全確保 佐々木朗希は誰にも気づかれずに帰郷 (1/2ページ)

 韓国の機張で開催された野球の「U18W杯」で4大会ぶりにメダルなしの惨敗に終わった高校日本代表は10日午後7時過ぎ、ひっそりと成田空港に帰国した。

 半数の選手は空港近くのホテルに宿泊したが、移動が可能な選手はそのまま帰郷。右手中指のマメをつぶしてわずか1イニングの登板に終わり、最速163キロの片鱗も見せられなかった佐々木朗希投手(大船渡)は「JAPAN」のリュックを背負い、シャツにジャージー姿。190センチの長身はそれだけで目立つはずだが、周囲に気づかれることなく、迎えに来た母親とともにJR成田エクスプレスに乗り込み、大船渡へ帰っていった。

 本来は前日9日に帰国予定だったが、台風15号の影響で韓国の金海空港で約10時間も待たされたあげく飛行機が欠航し、結局釜山のホテルに延泊した。一方、成田空港はその頃約1万4000人が足止めされ、大混乱に陥っていた。

 高野連の竹中事務局長は「1日遅れましたけど、あの(成田の)混乱ぶりをみていると、生徒たちには結果的にはよかった。今日はゆっくりだったので休息も取れた」と欠航に助けられたとみている。一行は到着すると、ロビーにバットを広げ、自分のものをピックアップ。前日だったら、とてもこんなことをするスペースはなかった。

 今大会は反日感情の高まりから、日の丸のついていない無地のポロシャツで入国。「そこまでして韓国に行く必要はない」といった厳しい声も多数届いていたという。

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