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【今からでも間に合う!ラグビーW杯の基礎知識】得点源は両ウイングとFBの「バックスリー」 FBの攻撃参加は日本が先駆け (2/2ページ)

 そしてFB(フルバック)。一般的には最後の守りの選手として、タックル、ロングキックに優れた五郎丸歩(ヤマハ発動機)がそれにぴったりだったが、最近のラグビーでは両ウイングとFBを「バックスリー」と呼び、攻守の中心的存在となってきた。特にFBの攻撃参加が目立つ。

 FBの攻撃参加で世界を驚かせたのは日本だ。1968年ニュージーランド遠征の際に使った戦法で、センターの後ろにFBが走り込み、センターにパスするとみせてFBにパス。このサインプレーは長野・菅平(すがだいら)で編み出されたことから「カンペイ」と名付けられたが、これにより当時のFB万谷勝治(トヨタ自動車=故人)は面白いように抜け出しトライに結びつけ、なんとジュニアオールブラックスを23-19で破る大金星をあげたのだ。

 「カンペイ」はいまやどの国も普通にやっているが、いまの日本はFBに俊足の松島幸太朗(サントリー)がいることで、FBのライン参加が頻繁だ。

 福岡、松島のスピードあふれるバックスリーは日本の得点源で、思わぬ場面でラインから抜け出しトライするシーンがあるに違いない。(スポーツジャーナリスト・柏英樹)=おわり

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