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【江尻良文の快説・怪説】CSファイナルステージ「巨人VS阪神」で思い起こす“幻のON対決”

 両リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルシリーズが9日に開幕。セ・リーグの巨人対阪神で思い起こすのは、2014年に幻に終わった「背広のON対決シリーズ」だ。

 広島を大逆転してレギュラーシーズン3位に滑り込み、CSファーストステージでも2位DeNAを撃破した阪神。2度あることは3度ある。巨人と激突するCSファイナルステージもひょっとして…という思いがよぎるのは、過去の鮮烈な記憶があるからだ。

 5年前の巨人対阪神のファイナルステージで、和田監督率いる2位阪神がリーグ優勝の原巨人を破り、日本シリーズに出場している。

 当時のソフトバンク・王球団会長の悲痛な叫び声が生々しく蘇る。「巨人はいったい、どうしちゃったんだ。巨人が出てくるものと思っていたのに…。阪神が日本シリーズに出てくるとは全く想定していなかったよ」

 2000年の監督ONシリーズ以来、14年ぶりの背広のON再戦を信じ切っていた王会長。結果的に阪神を4勝1敗で下し3年ぶりの日本一奪回を果たしたが、ONシリーズに敗れた際に「長嶋さんに負けたままではいられない」とリベンジを誓っていただけに満足はできなかったはずだ。

 王会長にとって、ようやく巡ってきたチャンス。まずはCSファイナルステージで西武を破り日本シリーズ出場が先決だが、同時進行するセのファイナルステージの行方も他人事ではない。(江尻良文)

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