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巨人・小林誠司「大型契約」へ 原監督が“流出阻止”厳命

 来季中にも国内FA権を取得する巨人・小林誠司捕手(30)について、原辰徳監督(61)が球団フロントに流出阻止を厳命したことが分かった。

 小林は宮崎市内で秋季キャンプを行うチームを離れ、日本代表の一員として台湾で国際大会「プレミア12」に参戦中だ。

 日の丸を背負った戦いでは、2017年の第4回WBCで主戦捕手として攻守に活躍。端正なマスクとともに脚光を浴びた。だがチームでは今季、西武からFAで加入した炭谷、2年目の大城に出番を奪われ、4年ぶりに100試合出場に届かなかった。

 原監督は「今年は(炭谷)銀仁朗を獲ったりして出番も少なくなって、本人がどう思っているか分からないけど、小林はこれからもジャイアンツに必要な選手」と明言。「もちろんまだ足りない部分もあるが、1年を通して試合に出られる強さがある」と評価する。

 第2次原政権の13年のドラフト1位で入団6年目。早ければ来年オフにも国内FA権を行使できる。捕手の育成には長い時間を要するため、小林のような年間を通して1軍でマスクをかぶった経験を持つ守りの要は、正捕手不在に悩む球団にとってはのどから手が出るほど貴重な存在だ。

 盗塁阻止率は12球団唯一の4割台で、4年連続リーグトップと強肩は健在。女性人気の高さは興行面でも大きい。FA市場に出れば、特に捕手の打力にセ・リーグほど要求が高くない、DH制のパ・リーグ球団を中心に争奪戦が予想される。

 編成トップを兼ねる原監督もFAを視野に入れ、小林の流出は絶対に避けたい考え。すでに球団上層部には意思を伝えており、今オフから全力で慰留に取りかかる。

 もちろん思いは形で示さねば伝わらない。小林が残留を決断できるだけの好条件を提示する。今季の推定年俸6000万円を、原監督は「彼の働きからすれば、ずいぶん安い」と受け止めており、大幅な上積みが見込まれる。小林もチームへの愛着は強く、両者の合意に向けた見通しは明るい。あとはどれだけの長さで複数年契約を結ぶかだ。(笹森倫)

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