記事詳細

羽生結弦、電撃引退カウントダウンに拍車!? 国内でまさかのV逸、世界選手権へ「打倒チェン」「4回転半」の意欲維持できるか (3/3ページ)

 続いて、18年平昌五輪では日本勢初、五輪史上でも66年ぶりとなる2連覇を達成。これが冬季五輪1000個目となる金メダルとなった上、同7月に史上最年少23歳で国民栄誉賞も受賞したことで、再び引退説が飛び交った。ここで現役を続ける原動力となったのは、ライバルの存在だった。

 ネイサン・チェン(20)=米国=が高難度の4回転ジャンプを連発。闘志に火がついた羽生は「4回転半(クワッドアクセル)を初めて公式試合できれいに決める人になりたい」と自身にテーマを課した。

 今年3月には世界選手権が5年ぶりに日本で開催。五輪連覇に国民栄誉賞、そして母国でチェンを下して世界の頂点に立てば-、と戦前にはみたび引退説が浮上した。だが結果はチェンの前に完敗の2位。ライバルへの完全勝利が目下のモチベーションだが、今後はその可能性を自問自答し続けることになる。

 だからこそ、羽生本人は22年北京五輪の出場はもちろん、大会に向けた意欲も一切明言していない。現役を張り続けるための条件「自分ができるMAXの構成」は、今大会の敗因にもなったコンディション面の影響を避けられない。小児喘息が完治していないことは有名な話で、ここ数年は足首をはじめ多くの故障に悩まされている。

 羽生には負け続けた経験がない。勝てると踏んで臨んだ全日本を落とし、「(負けて)プレッシャーから解き放たれたということはない。自分の中で確固たる自信とプライドはある。こんなもんじゃ終わらない」とリベンジを誓った。来年3月の世界選手権(カナダ)は、キャリアの大きな分水嶺となり得る。悩める王者の今後の動向に注目だ。

関連ニュース