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【何競技、書けるかな? to TOKYO2020】東京マラソンは大迫傑が“ドラマ”を演出する!? 設楽悠太、井上大仁と“三つどもえ”に (1/2ページ)

 「良くも悪くも僕中心に動いたレースだなと思っていて…(設楽悠太に)追いついて抜かせたので戦略的には間違っていなかったんですけど…」

 去年9月に行われたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)直後の大迫傑(28)=ナイキ=の言葉です。

 代表3枠のうち2人を決めたMGCでは設楽悠太(28)=ホンダ=が、26度を超える気温の中、スタート直後から一人だけ日本記録ペースで走り始めます。付いていくべきか。選手たちは葛藤していたでしょう。大迫も視界から見えなくなる設楽に焦りを感じ、そこで足を使ってしまったことが最後に中村匠吾(27)=富士通=と服部勇馬(26)=トヨタ自動車=に競り負けた要因の一つと話していました。

 もしMGCで代表が1人しか選ばれないなら、設楽に続いた選手がいたかもしれません。でも、MGCは2位でも五輪代表に選ばれる。暑さの中、あのペースで最後まで走れるわけがない。仮に設楽がそのまま抜けても、2位になればいい。全ての選手がそう判断し、30人中29人の2位集団が形成されました。そして、2位になるため意識された選手が、日本記録保持者の大迫でした。自分が動けば他も動いたはず。それが冒頭の言葉の意味です。

 残るマラソンの五輪代表枠は1つ。男子はMGCファイナルチャレンジの残り2レース(東京、びわ湖毎日)で、大迫の日本記録(2時間5分50秒)を超える選手が現れなければ、MGC3位の大迫が代表3枠目に収まります。その大迫と、MGC本命といわれた設楽、井上大仁(27)=MHPS=が、4日後の東京マラソンで再びぶつかります。記録が出やすいコースに本命3人がそろったことで、おそらく今回の東京マラソンで代表3枠目が決まると思われます。

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