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瀬古氏、東京五輪マラソンで早くも“白旗” 大迫日本新もバッサリ「こんなレースではメダルは厳しい」

 大迫の日本記録更新に沸くはずの日本陸上連盟に笑顔がない。日本陸連・瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(63)が「こんなレースをしているうちは五輪でのメダルは厳しいという気持ちが正直ある」と、なんとレース後の記者会見で断言したのだ。五輪の本番でメダル獲得に早くも“白旗”。これは男子ばかりではなく、女子も同じだというのだ。

 東京マラソンは今年からボストン、ロンドン、シカゴなど世界有数レースと同格の「プラチナレース」に昇格。これまでゴールド格だったのが、世界屈指のマラソンレースと認められた。

 これによって世界トップクラスの選手を招へいするための出場料総額が昨年よりなんと1億円増の総額2億円へ。大迫クラスで1000万円、大会連覇のレゲセ(エチオピア)にも2000万円以上のギャラが出ている。しかし大迫はそのレゲセに全く歯が立たない4位だ。

 日本人選手がこれまで2時間6分、7分台を“壁”として苦しんでいただけに「今回は9人も出た。時代が変わった」と喜ぶ関係者もいたが、瀬古氏は「世界は(2時間)1分、2分、3分台の世界…」と最後まで笑顔はなかった。(編集委員・久保武司)

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