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【中山徹 俺にも言わせろ】日本人の「譲り合い精神」で新型肺炎に打ち勝とう!

 どうなるニッポン? 新型コロナウイルス感染の拡大によって、当初は無観客試合での開催をうたっていた国内女子ツアー開幕戦は、中止の断が下された。安倍晋三総理が全国の小・中・高校に臨時休校を要請したことで、プロスポーツイベントやコンサートの中止は理解できる。日本中で、苦渋の決断を強いられているのは確かだ。

 安倍総理よりも先に緊急事態宣言を出したのは北海道の鈴木直道知事。そのニュースを知って俺は本当にすごいと思ったし、どうしてお国が先陣を切らないのかと感じたんだ。鈴木知事の前職は夕張市長で、市長職に全国最年少の30歳1カ月で就任し、都道府県知事47人の中では最年少だと聞いた。若いながらも、男気のあるリーダーだ。コロナウイルス封じ込め・収束のためには先手、先手の思い切った策を講じ続けなければならないよな。

 マスク購入をめぐって殴り合いのケンカも起きた。看護師が勤め先の病院からマスクを盗み、ネットオークションに出していたなんて、人の弱みに付け込むような奴には天罰が必ず下る。何をやってんだ。分かち合えば余る。奪い合えば足りぬ!だぜ。

 俺は試合が終わったら、キャディーバッグの中のボールをギャラリーにプレゼントするようにしている。欲しい人がいたら、あげればいい。使ったボールを手にして喜んでくれる人がいるなんて、俺は幸せ者だといつも感じている。コースまで足をわざわざ運んでくれたのだから、その感謝の気持ちを込めて手渡しているんだ。

 マスクを買い込み過ぎて「こんなには必要ないな」と感じている人がいたら、1箱でも、たった一つでも構わないからマスクを必要としている方に譲ってあげませんか。そんな行動ひとつで暗い日本に小さな灯が燈るように思う。

 中国・武漢市から政府チャーター機第1便で帰国した方々が、千葉県のホテルでの経過観察をしていた際、ホテル周辺住民が浜辺から砂文字や竹灯籠などで応援メッセージを送ったニュースに俺は涙した。日本人って、そういう心遣いができるんだ。

 さて、こんなご時世だけにゴルフトーナメント開幕が何時になるのかは、まだ分からない。それでも俺は練習場へ毎日出掛けている。これからの2週間も孤独な練習を続けていくよ。頑張ろうニッポン!(構成=フリーライター・伝昌夫)

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