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【福島良一 メジャーの旅】「開幕延期」は過去3度 コロナ感染状況悪化の一途でペナント試合減は不可避 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染拡大により、日本のプロ野球に続き大リーグも開幕延期。3月26日(日本時間27日)開幕の最低2週間延期が決まった。過去には激しい労使紛争によって、3度延期したことがある。

 最初は1972年にオーナー側と選手会が年金引き上げ問題で対立し、開幕4日前に史上初のストライキを決行。政府が調停に乗り出す事態となった。それによって、4月5日の開幕が10日間延び、公式戦86試合が中止に追い込まれた。

 この期間中に中止になった試合数はチームによって違いがあり、ア・リーグ東地区では首位タイガースが86勝70敗、2位レッドソックスが85勝70敗で全日程を終了。日本と違って引き分けがないメジャーでは異例の0・5ゲーム差で優勝が決まる事態となった。

 参考までに、81年は開幕は延期されていないが、FA制度の改正を巡ってシーズン途中の6月12日から50日間のストライキが行われ、713試合が中止に。異例の前後期2シーズン制となり、大勢のファンから非難が殺到。入場料だけで173億円もの損失が出た。

 90年にはオーナー側のロックアウトでキャンプインが遅れ、開幕も1週間遅れの4月9日に延期された。それでも何とか連戦やダブルヘッダーで試合を消化。ワールドシリーズの開始日程などを順延し、例年通り各チーム162試合を行った。

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