記事詳細

エンゼルス・大谷、年俸UP消滅危機も…救済措置か ツインズ・前田は「出来高」契約再びネック (2/2ページ)

 交渉の進捗について、スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は25日(日本時間26日)、「労使の交渉は進展し、仮に今季の試合が90試合に短縮された場合でも、球団の支配下にある選手は1年間プレーしたとみなされる方向で調整が続いている」と報じた。まだ完全合意ではないが、その通りに進めば大谷も救済される。全面中止になった場合の取り扱いはまだ、決まっていないという。

 ほかにも、試合数減が深刻な影響をもたらす日本人選手がいる。ツインズに移籍した前田健太投手(31)は、2016年、ドジャースと8年2500万ドル(27億6000万円)で契約した。

 基本年俸が300万ドル(3億3000万円)低く抑えられ、先発回数と投球イニングを積み重ねれば、最大で年間1000万ドル(11億円)のインセンティブ(出来高)が支払われるという極めて異例の条件だった。

 不幸なことに前田はドジャースでの4年間、先発と救援の両方の仕事を与えられ、「先発数も投球回数も減り、出来高で数億円損した」(地元メディア)。ツインズ移籍の後押しにもなったが、また出来高を稼ぎ損なう事態に直面している。

 ▼年俸調停=3シーズン以上、メジャー球団の支配下選手(負傷者リストへの登録も含む)となった選手に与えられる権利。球団側と選手側がそれぞれ提示額、要求額を示すが、調停に至らずに年俸額が決まることもある。