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【神谷光男 スポーツ随想】「隔世の感極まれり」高校生トライアウト (2/2ページ)

 今は元プロで教員免許がなくても、学生野球の資格回復研修会を受ければ高校の指導ができる時代とはいえ、まさに隔世の感極まれりの画期的な試みではある。

 練習メニューはNPB側で組み、2軍コーチがノックを行うことも考えられるという。例年なら夏の甲子園大会終了後になるプロ志望届を、8月1日から受け付ける。

 ある関係者はいう。「プロは春までにリストアップは済ませており、夏の大会は確認の要素が強い。これで例年通りの最終チェックができる。大歓迎だろう」

 チームの勝利最優先でやってきて、2日間で自らを売り込むパフォーマンスを見せることなど、高校生にとっては簡単なことではない。「戸惑いはあっても、自分の長所を伸ばす個人的な調整ができることは大きい」と関係者は続けた。コロナ禍が生んだトライアウト。今年が最初で最後は惜しい気もする。 (作家・神谷光男)

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