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サッカー日本代表・森保監督は兼任体制を継続 反町技術委員長が夕刊フジに“宣戦布告”する一幕も

 日本サッカー協会は9日、オンラインで理事会を開き、日本代表を率いる森保一監督(51)が東京五輪男子代表監督を兼任する現体制の継続を決めた。森保監督は兼任体制の続投に意欲的だったが8月の五輪監督の契約切れが近づくにつれ、「私は雇われている身ですから」と協会の意向に従う考えも明かしていた。

 ここまで五輪代表では結果が出せず、兼任体制を改めるべきとの声も強まっていた。さらに協会が懸念したのは、新型コロナウイルスの影響で1年延期された来年の五輪本大会と、A代表のW杯最終予選の日程が重なる事態だった。田嶋幸三会長(62)は「私の考えでは兼任体制継続でもいいと思っているが、技術委員会できちんと話してほしい」と選定権のある技術委員会にゆだねた。

 4月に就任した反町康治技術委員長(56)は、兼任問題を「しっかり決着をつけたい」として森保監督と何度もオンラインでミーティング。日程的に兼任が難しくなった場合は、反町委員長自身が北京大会以来となる五輪監督も兼任する案が急浮上していた。最終的に重複しないスケジュールが正式決定したことで、兼任体制が維持される大きな後押しになった。

 雨降って地固まる。この日のオンライン会見では、今後も代表の強化を進めるうえで「考えを監督に押し付けるつもりはない。それは彼に迷惑がかかる」と力説した反町委員長。「夕刊フジさん、いろいろ書いてくれてありがとう。今度ゆっくり、お話をしましょう」と、余裕たっぷりに夕刊フジに“宣戦布告”する一幕もあった。就任時に協会の体制を「古い」と豪語していた、暴れん坊ぶりに今後も注目だ。 (編集委員・久保武司)

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