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下馬評は不利な巨人V秘策 須藤豊氏、巨人は「周東の出塁絶対に許さぬよう、力で抑え込むべき」

 2年連続で同じ顔合わせの日本シリーズ。4年連続日本一を目指すソフトバンクに対し、昨年4戦全敗で屈した巨人の下馬評は圧倒的に低いが、どうしたら勝てるのか。巨人OBの須藤豊氏が攻略法を語った。

 巨人は第1、2戦が勝負。ここでひとつも取れないなら、去年の二の舞いになるとみていた。ところがこの大事な2試合でも、セ・リーグ本拠地なのにDH制を採用するという。巨人にないソフトバンクの強みのひとつ、グラシアルとデスパイネの両助っ人砲はDHがなければ片方しか使えないのに、わざわざ敵に塩を送るようなものだ。

 これで初戦の先発投手の重圧はさらに大きくなった。エース同士の投げ合いだが、巨人・菅野にはソフトバンク・千賀のフォークほどの絶対的な決め球はない。それでも走者を溜めたら、ここぞで空振りが取れないと困る。自分の調子と打者の反応を見ながら相手打線が1巡するまでに、バッテリーを組む大城と協力して、その日の勝負球を見つけてもらいたい。

 DH制でより強力になる相手打線で、柳田あたりにある程度打たれるのは仕方ない。初戦で徹底マークの必要があるのは、今季50盗塁でタイトルを獲った周東だ。

 短期決戦では俊足の走者が塁に出るだけで空気が変わるし、盗塁まで決まると一気に勢いが出てしまう。当たり損ねでも内野安打になる周東に、かわそうとする投球は禁物。1度も出塁を許さぬよう、体に近いコースに投げるなど力で抑え込むべきだ。

 下馬評はソフトバンクが勝って当たり前の空気なので、逆に千賀は力むと思う。巨人打線につけいるスキはある。自分たちもセ・リーグの王者なんだという誇りを持ち、堂々と戦ってほしい。(夕刊フジ評論家・須藤豊)

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