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【サクラと星条旗】東京五輪開催は可能か不可能か 専門家3人のジャッジは…「安全に実施するためのデータは集まった」「ワクチンとドーピング問題はどうなるか」 (1/4ページ)

 日系アメリカ人ジャーナリストのロイ・トミザワ氏は「1964-日本が最高に輝いた年」(敗戦から奇跡の復興を遂げた日本を映し出す東京オリンピック)の著者で、つい最近、当時の東京五輪に参加した選手にインタビューした「ジ・オリンピアンズ」をウエブサイトに公開したばかりだ。

 私はトミザワ氏に、コロナ禍で1年延期になった2020年東京五輪・パラリンピックがどうなるか、意見を聞いてみた。世論調査では東京五輪支持者は3分の1にとどまっている。

 彼は「確かに世論調査では反対が多い。しかし、私はそれはあくまで最近の感染拡大にともなう感情的な反応だと信じる。無事に開会式を迎えることができる証拠はそこらじゅうにある」として次のように答えた。

 「パンデミックに関わらずサッカーのブンデスリーガ、プレミアリーグ、セリアAは開催され、テニスの全米オープンでは大坂なおみが優勝した。全仏ではナダルが勝ち、ゴルフのマスターズはダステイン・ジョンソンが制した。ロサンゼルス・レイカーズがNBAのチャンピオンになり、NHLスタンレーカップはタンパベイ・ライトニングが勝った。野球ではドジャースがテキサスで優勝。プロ野球日本シリーズはソフトバンクホークスが制した」

 「11月には体操の国際交流試合が国立代々木競技場で開催され、日本、米国、中国、ロシアから30選手が参加した。観客も2000人。コロナ禍以降、日本で開催された初めての五輪競技だったが、大きなアクシデントはなかった。選手がホテルの別の階に離れて宿泊したのは、ひとつの将来像を示したことになる」