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嫌がる「橋本聖子新会長」でムリヤリ一本化、森氏“院政”へ 五輪組織委人事問題 批判噴出で再び空中分解の危機 (1/3ページ)

 嫌がっているのに無理やり押しつけてどうするつもりか。東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の候補者検討委員会は17日、辞任を表明した森喜朗会長(83)の後任を、橋本聖子五輪相(56)に一本化。橋本氏は過去にセクハラ騒動などを抱えていることから就任を固辞していたが、外堀を埋められて受諾せざるを得ない状況に追い込まれている。橋本氏ありきの“密室決定”との批判や、橋本氏が森氏に近いことから“院政”との批判が早くも噴出。橋本新会長が誕生してもドタバタ続きの組織委は再び空中分解の危機がある。 (編集委員・久保武司)

 さまざまな候補の名前が挙がったが、首相官邸の意向を汲んだ既定路線通りの“聖子推し”で決着の方向となった。17日の朝、橋本氏は「大臣職を全うしたい」とフジテレビの取材に答えていたが、一本化が決まると、「プロセスにのっとって手続きが進められている。人事にかかわることであり、それ以上申し上げることはない」と言葉を濁した。

 橋本氏は首相官邸と組織委の意向を受けて当初から本命とされていたが、本人は会長就任にはすこぶる消極的だった。不祥事を抱えるリスクを自身が最も承知していたからだ。