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【福島良一 メジャーの旅】沢村拓一のRソックス入りで思い出す“伝説の大投手”サイ・ヤング (1/2ページ)

 大リーグ移籍を目指し、ロッテから海外FA権を行使した沢村拓一投手がレッドソックス入り。その「沢村」という名字で、やっぱり頭に浮かぶ人物がいる。レ軍史上に残る伝説の大投手、あのサイ・ヤングだ。

 本名はデントン・トルー・ヤング。あまりの剛速球に「サイクロン(竜巻)」とあだ名が付き、それを縮めてサイ・ヤング。当時としては大柄な投手で、19世紀末から20世紀初頭にかけて大リーグ22年間で歴代最多の通算511勝を誇った。

 19世紀はクリーブランドの球団にいたが、1901年ア・リーグ創設と同時にボストンへ移籍。03年の第1回ワールドシリーズでエースとして活躍し、ナ・リーグの覇者ピッツバーグに対して2勝をマーク。初代王者の立役者となった。

 また、04年に近代野球史上初の完全試合をはじめ、3度もノーヒットノーランを記録。自慢の剛速球に加えて、当時の雑誌などによれば「ドロップボール」も威力を発揮。現在の米国では死語となり、もはや使われていない変化球である。

 その後、37年に殿堂入りし、55年に心臓発作のため88歳で死去。その翌年に彼の栄誉をたたえて、大リーグの年間最優秀投手に「サイ・ヤング賞」を制定。投手にとって最高の栄誉であり、最近は初の日本人受賞者なるかで話題を集めている。

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