野球の神様の気まぐれは極端 巨人・篠原、プロ初勝利の陰で泣いた男達 (1/2ページ)

2017.04.21

バントを試みた高木勇が投球を右手に当て、この後降板。4者4様のドラマが動き始めた
バントを試みた高木勇が投球を右手に当て、この後降板。4者4様のドラマが動き始めた【拡大】

  • <p>初登板初勝利を挙げた篠原</p>

 ピンチはチャンス、チャンスはピンチ。G戦士の運命が鹿児島の夜、4者4様に大きく揺さぶられた。

 「一生忘れられない思い出ができて、鹿児島が大好きです!」。19日のヤクルト戦で初登板初勝利を挙げ、巨人・篠原慎平投手(26)はお立ち台で声を張り上げた。

 年齢的にも崖っぷちの育成3年目で、1軍ブルペンのコマ不足から17日に支配下登録されたばかり。デビュー戦は突然、訪れた。今季初先発の高木勇が2回1死一、二塁でバントを試みた際、投球とバットの間に利き手を挟み負傷降板。3回から緊急登板の篠原は「急きょだったので緊張する間もなかった。ピンチばっかり。運もあったかな」。綱渡り投球は相手の拙攻にも助けられ3回を無失点。最高の形で第1歩を踏み出した。

 だが、高木勇もチームのピンチを自身のチャンスに変え、この日のマウンドに上がったはずだった。今春キャンプは紅白戦で押し出し四球を出し即2軍落ち。2軍では先発で3勝、防御率0・39と好調も、1軍には火の車のブルペンの補充要員として昇格。それでも13日の広島戦で2回から緊急登板すると、強打の打線相手に5回2/3を無安打の好投を見せ、評価を急上昇させた。とんとん拍子で先発機会が転がり込んだが、好事魔多し。「早く(マウンドを)降りてしまい申し訳ない」と肩を落とした。

 
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