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【一生働く!】〈個人編〉社会活動を通じて(1) 現役時代になかった地域貢献の喜び (1/2ページ)

 現役時代を終えた後の「第2の人生」を、地域のボランティア活動などに参加し生き生きと活躍しているアクティブなシニアたちがいる。

 ■定年前のパソコン知識習得を生かし

 東京都練馬区で、パソコンやスマホ等の操作を無料で教えるボランティア団体「練馬177地域ITリーダーの会」副会長の野村喜章さん(80)は、同活動を始めて17年になる。

 同会が発足した2003年は、政府が「e-Japan(イージャパン)戦略」と称し、IT社会の実現を目指すため、各自治体が住民のIT利用促進に向け、地域における指導者養成に力を入れていた時期。野村さんが住む練馬区も、「ITリーダー養成講座」を主催し指導者育成に取り組んでいた。

 野村さんは現役時代、電力会社のエンジニアとして、電力の供給安定に向け当時一大プロジェクトだった50万V系統の計画業務に従事。最後の3年間は子会社で役員職に就き63歳で定年を迎えた。

 「ちょうど00年頃からパソコンが普及し、定年前の3年間で、メールやワード、エクセル、パワーポイントなどの基本操作や知識を習得しました。基礎があったので、養成講座に参加してみようと思って、ITリーダー認定もスムーズでした。定年になり時間はあったので、趣味のゴルフや将棋だけではもったいない、何かもっと別のこともしたいと思いまして」と、野村さんはボランティア活動に携わったきっかけを振り返る。

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