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【一生働く!】〈個人編〉いつまでも現役(4) 心理臨床や漫画家として家族の悩み解決 立命館大学院訪問教授・団士郎氏 (1/2ページ)

 立命館大学院訪問教授を務めるかたわら、家族療法の実践・講演・ワークショップを全国で行う団士郎氏(73)。一貫して家族心理臨床の世界に身を置きながら、カウンセラー、対人援助提供者向けインストラクター、漫画家など、何足ものわらじを履いて、家族が抱える悩みの解決の糸口を探ってきた。

 ■生涯現役目指し50歳でFA宣言

 団氏は、1947年京都府生まれ。大学で心理学を専攻し、卒業後は京都府の児童相談所に心理判定員として採用された。以後25年にわたり、不登校、発達支援、引きこもりなど家族が抱える相談を受けてきた。

 転機が訪れたのは、50歳の時。仕事に不満はなく、管理職の仕事は安定そのものだったが、10年先には定年退職が待っている。「であれば働き盛りの50歳で区切りをつけ『ご用命があれば働かせてください』とFA宣言した方が、明るい未来に向かっていると思った」

 98年に独立し「仕事場D・A・N」を主宰。25年の実務で得た知見は現在、全国15拠点で継続的に開催する「家族理解ワークショップ」を通して、対人援助サービス提供者に共有される。家族の思考や行動への理解が、それぞれの現場で生かしてもらえると確信している。

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