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【定年後 難民にならない生き方】ゲーム感覚で向上図る防災スキル! 国際災害レスキューナースがマンガで紹介 (1/2ページ)

 東日本大震災から10年。いま改めて考えたい「防災」について、国際災害レスキューナースの辻直美さんに聞いた。

 「防災と聞くと、構えてしまう方が多いですよね。でも実は、すでに日常の中で実践していることがたくさんある。『外出する前にトイレに行く』『家の中を片付ける』といったことも、防災につながっているということを知っていただきたいです」

 辻さんの新刊『防災クエスト』(小学館)は防災をロールプレーイングゲーム(RPG)に例え、防災スキルを身に着けるためのミッションをマンガで紹介する。最初のミッション「出かける前にできる防災とは?」に登場するのが、まさに「外出前のトイレ」であり、部屋の片付けだった。普段何気なくやっている外出時の準備も、その意味を理解するだけで防災レベルが上がるという。一方、「非常用持ち出し袋や防災グッズを買って安心するのは間違い」と辻さんは指摘する。

 「たいていの場合、買っただけで満足し、中身もチェックしないまま放置してあるため、賞味期限も把握しておらず、アイテムの使い方もわからない。これではいざというとき、役に立ちません」

 災害時に必要なものの多くは、防災専用グッズを購入しなくとも、家の中にあるものでほぼまかなえる。例えば、ラップやゴミ袋、新聞紙、粘着テープはさまざまな用途に使える万能アイテム。リュックにゴミ袋をセットすれば「給水タンク」。ゴミ袋を二重にしてトイレにかぶせれば「災害用トイレ」、頭と両手を出す部分を切れば「レインコート」になるという具合だ。

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