記事詳細

【定年後 難民にならない生き方】実は関東もすごかった ご近所散歩の楽しみが増える“縄文神社”探索 (1/2ページ)

 コロナ禍でも比較的気兼ねなく実践できる趣味のひとつである「散歩」。だが、近所をただブラブラ歩くのも飽きてきたという向きにうってつけなのではないかという、気になるキーワードに出合った。それは「縄文神社」である。一体どのような神社なのか。『縄文神社 首都圏篇』(飛鳥新社)の著者・武藤郁子さんはこう解説する。

 「縄文神社とは、『縄文遺跡と神社が重なっている場所』です。数千年から1万年もの間、紆余曲折ありながらも、人々の“祈りの場所”であり続けた神社を、敬意を込めて縄文神社と呼ぶことにしました」

 縄文時代と神社は一見すると、何ら関係がないように思える。だが、全国各地の神社には境内や周辺から縄文遺跡が出土している例がかなりあるのだという。

 「偶然にしては数が多すぎるし、共通する地形や雰囲気があります。これは偶然ではなく、この場所に神社があることに意味があるのではないかと考えるようになりました」

 偶然ではなく、必然であるとすれば、そこにどのような意味があるのか。武藤さんが立てた仮説はこうだ。

 「縄文でも現代でも、人間の本質は変わらないはず。人間は喜びや悲しみの中で『何かに祈り、願う』生き物です。長い年月の中で、時には断絶した期間もありながら、“祈りの場所”としてずっと大切にされてきたのが、縄文神社という特別な場所なのではないかと考えるようになりました」

関連ニュース