記事詳細

【経済快説】SDGs・ESGへの投資は儲かるのか? 「意識高い系」の優等生より「これから」の劣等生のほうが有望 (1/2ページ)

 「SDGs」「ESG」といった言葉が投資の世界で広く流通している。

 「SDGs」はサステイナブル・デベロップメント・ゴールズの略語で、持続可能な開発成長を標榜(ひょうぼう)する言葉だ。「ESG」は、環境・社会性・ガバナンス(企業統治)を意味する言葉で、環境問題への取り組みや企業の社会的倫理、企業統治を指す。両者は厳密に同じ意味ではないが、投資家に対して両概念に合致する企業に投資することが推奨されている。

 SDGsやESGの観点で優れている企業に投資することは高収益につながるのだろうか。

 環境を例に取ると、企業が自社の将来の環境問題対策に早めに投資することは、将来のコストの節約とともに、環境問題のリスクを軽減することが期待され、加えて企業の対外的イメージを改善する効果を持つ。早いほどいいかどうかは分からないが、一定のメリットがあると期待できそうだ。

 では、環境問題などに熱心な企業の株式を持つと収益につながるのか。

 こうした企業への投資が有利なリターンを生むのは、SDGsやESGに対する投資の効果が過小評価されていて、その評価が将来改まると期待される場合だ。個々の企業のSDGs・ESGへの対策が資本市場で現在どう評価されているのか正確には分からないが、評価に全く反映していないとは考えにくい。

 そう考えると、SDGsやESGに積極的な「意識高い系」の会社はそれなりに、その効果が評価されていて、そうではない企業は企業価値を低く評価されているのだろうと推測できる。

関連ニュース