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【トップ直撃】デジタル時代にも変わらない「たしかなこと」 「フィソロフィー」原点に企業改革 明治安田生命保険・永島英器社長 (1/4ページ)

 8年ぶりの社長交代で、根岸秋男現会長(62)の後継としてグループを率いる。企業理念の「明治安田フィロソフィー」を原点に、昨年度からの10年計画と、今年度から3年間の中期経営計画の実行が当面の課題だ。人事面など企業改革を進めるが、デジタル時代になっても変わらない「たしかなこと」もあるという。(中田達也)

 --140年の歴史がある会社の社長を引き継ぎました

 「個人保険と団体保険合わせて約1200万人のお客さまへの責任、グループで5万人近い従業員への責任の重さも日に日に感じます」

 --社長として注力するところは

 「これまで人事担当として、他社に先駆けて65歳への定年延長や約2000人の契約社員の正社員化など人事マネジメント改革を進めてきました。明治安田生命は長期的な時間軸でお客さまとの約束を果たしていくという考え方がありますので、基本的にはメンバーシップ型雇用で長く働いてくれる社員を大切にしたいですね」

 --雇用を大事にしたうえでの変革にも

 「メンバーシップ型雇用も、一人一人に自己変革や自己成長があることが条件です。デジタル化に伴い、いままで営業所で事務を担当していた職員が『事務サービス・コンシェルジュ』としてお客さまに実際に会いにいくという仕事にチェンジする例もあります」

 --営業職員(アドバイザー)については

 「契約をいただくことだけに熱心だった時代からすでに変わっていて、固定給の比率が約7割になりましたが、来年度からさらに大きく変革します。約3割の比例給の主な部分は、これまで1カ月単位の成績が翌月の処遇に反映されましたが、これを総合職と同様に、1年間の仕事の量と質を元に翌年の固定給が決まるという新しい制度を導入します。また、『コミュニティーワーカー』として地域社会を大事にする活動も実施したいと考えています」

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