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【トップ直撃】料理宅配の未来を握る “凡事徹底”の精神 「理論上成立しないビジネス」も地道な努力で成果 ライドオンエクスプレスホールディングス・江見朗社長 (1/4ページ)

 宅配すしの「銀のさら」は圧倒的なシェアで、11年連続増収と好調だ。開業当初は「理論上は成立しないビジネス」だったというが、「凡事(ぼんじ)徹底」と大胆な攻めで成果を出してきた。群雄割拠のフードデリバリー(料理の宅配)業界でも、圧倒的な優位性があると語る。その秘密を徹底的に語ってもらった。(中田達也)

 --業績好調ですね

 「11年連続増収で、実質的に増益も続いています。全国364拠点の売り上げの平均は年間約1億2000万円なので、各店が月1000万円以上売っていることになります。『銀のさら』の1店舗で1日の売り上げの記録は約2000万円で、地球上で一番だと思います」

 --フードデリバリー市場も話題です

 「25兆~29兆円の外食市場のうちフードデリバリーは4000億~6000億円ですが、自動運転が実用化されると外食の半分以上を占めるといわれています。われわれはブランドと配送機能を持っていて、二十数年の経験があり、シェアの半分以上を持っています。まだ助走にすぎません」

 --競争が激化している印象ですが

 「世の中にフードデリバリー業者さんが増えて、十把ひとからげで見られがちですが、実際は全然違います。販売窓口が主体の会社と、ブランドを持っていて配送もしていてビッグデータを持っているわれわれと、どこがいちばん優位なのかを考えていくと、間違いなくうちだと思います」

 --その理由は

 「1980年代には宅配すしがたくさんありましたが、いま全国規模の大手は『銀のさら』だけになりました。フードデリバリーのビジネスモデルで全国展開できて機能しているのはピザチェーンとうちだけです。なぜかというと難易度が高いからです」

 --簡単なビジネスではないと

 「宅配ピザのビジネスがなぜ日本で成立したかというと、原価率が低く、イタリアなどヨーロッパのイメージがあり付加価値を感じやすい面がありました。販売促進のコストはかかりますが、利益が出ていました」

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