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日産「スカイライン」ブランドは本当に消滅してしまうのか 独自の存在感は健在 (3/10ページ)

 そして、そこに昨今急激に高まりつつある電動化の重圧もある。スカイラインはヘリテージ(歴史遺産)としての価値は大いにあるブランドだが、まことに活用の難しいブランドなのだ。

 果たして日産はスカイラインを残すことができるのだろうか。それ以前に、スカイラインブランドは残すだけの価値があるものなのだろうか。それを考察するには、今売られているモデルに乗ってみなければ始まらないということで、北米で2013年、日本では2014年発売の現行スカイラインを750kmほどテストドライブしてみた。

 ◆どこまでも行きたくなる「走り」

 試乗したのは純エンジン車の「400R」というグレード。最高出力405馬力の3リットルV型6気筒ターボエンジンを積む、シリーズ最速モデルである。試乗ルートは東京を起点として東は千葉の九十九里浜、西は伊豆半島までを周遊するというもので、総走行距離は745.1km。都市走行、郊外路、高速道路、山岳路とまんべんなく走ってみた。

 まずは総合的な印象だが、スカイライン400Rはライドフィールの面では2001年にデビューしたインフィニティ族スカイラインの延長線上にある。1989年発売の通称「R32スカイライン」のような、1200kg台のボディに2リットルターボエンジンを組み合わせたような軽快感はなく、走りの質はインフィニティが目指したグローバル市場のプレミアムミッドサイズクラスの顧客を満足させるような重厚なものだった。

NEWSポストセブン

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